JEISで2級小型船舶免許取得したからレビューします。

釣り
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2級小型船舶免許(国家試験免除)コース

JEISで国家試験免除コースの2級小型船舶免許を取得したので、これから2級小型船舶免許取得を考えている方に少しでも参考になればと思い、取得までの流れや教習の感想お伝えしたいと思います。

2級小型船舶免許を取得しようと思ったきっかけについて

元々、近くの河川や琵琶湖でバスフィッシングをするのが小さな頃からの趣味で好きでした。基本オカッパリスタイルなのですが、大人になってボートを経験して釣れ方の違いに気づきました(笑)
ボートも免許無しで乗れる2馬力ボートがあるので自分で利用する時は2馬力を使いますが仲間が船舶免許を持っていて、一緒に行く時は少し大きめの船を利用していました。

やっぱり2馬力との差は歴然で、スピードもそうですが安定性も全然違います。天候の変化にすぐに対応できるのでやはり大きい船にこしたこと無いです。一度使うとなかなか2馬力に戻れないので常に仲間の船長を誘うのが必須になってました(笑)
その後、その仲間は遠方へ引越しする事になり一緒に釣りに行く機会も無くなりました。オカッパリメインのバス釣りが続くようになっていたのですが、コロナ禍から久しぶりに2馬力ですがボートで釣りに行く計画を立てて行ったのですが、朝方ボートで琵琶湖へ繰り出すあの水面の凪状態の感動を思い出しました。

なんていうのか、あの静まり返った薄暗さも残る朝日が上りかけの水面が風も無く、まさに凪の状態です。気持ちいいですよね。

私は決めました。

自分の子供にもこの感動を体感させたいと。ただし、2馬力だと船体の安定性や家族全員乗せれる事が出来ないので、そこで免許を取得する決意に至りました。

近畿JEISで申込までの流れ

船舶免許取得でネット検索すると結構色々出てくるんですよね。正直どこで取るのが良いのか?迷います。
その中で目に止まったものは…

「国家試験免除」「合格率90%」

というワードでした。


流石にこれは初心者に刺さりますよね。他のサイトも見ていたのですがJEISがなんとなく1番良さそうだったのでJEISで受講する事にしました。
今回取得するのは、2級小型船舶免許です。最短2日間のコースで取得できるようで、費用は118,000円だったと思います。それにしてもなかなかの金額ですよね。ホームページを見て2級小型船舶免許取得の流れを確認したのですが、とりあえず受講日を予約しろという事だったので2週間先の土日で予約しました。それまでに必要な物としては、

  1. 登録小型船舶教習所受講申込書
  2. 小型船舶操縦士身体検査証明書
  3. 住民票(本籍あり)
  4. 証明写真4枚
  5. 受講料金が証明できるもの

というような感じです。
1は、申込用紙みたいな物です。2は、病院で検査証明書を記入してもらいます。これは費用がかかります。大体5,000円ほどでした。病院によっては身体検査をしてもらえないところもあるようで最寄りの内科とかに聞いてみると良いと思います。3は、住民票です。これは、市役所やマイナンバーカードを持っていたらコンビニでサクッとゲットできますね。4は、意外と今の時代では減ったと思いますが証明写真の機械を見つけるのに苦労しました。私は駅に設置されていたものを使いました。500円です。5は、実際に受講料金を振り込んだ証明書みたいなのがいるようで私はネットで銀行振り込みをしてその振込完了画面を印刷して持っていきました。 

それぞれ準備できたら予約日程まで待つのみですが、それまでに結び方(もやい結び、巻き結び、クリート止め)なんかは実技で教えてくれますが意外と混乱するので、YouTubeでなんとなく見て実際に練習しておくとマジで役立ちます!
本番で上手くできない人が多いみたいで、そんな中私は余裕で出来ました(笑)

受講日1日目

受講日初日!気合いを入れて車で出発しました。目的他は南港のJEISで集合時間はAM8:45で移動距離も考えてかなり余裕を持って朝早く出発しました。案の定早く着きすぎましたが、そのまま受付に行きました。初めに簡単なレクリエーションがあって9:30から講習が開始されます。
今日の教習スケジュールは9:00〜18:00です。大体目安は1時間に5分休憩みたいな感じですが結構バラバラでした。学科としては3項目に分かれていまして、それらが試験の問題となります。

  1. 小型船舶操縦者の心得及び遵守事項
  2. 交通の方法
  3. 運航

この3項目です。まずは、1の心得から学習を始めました。正直1に関しては大体感覚的にもダメな事良い事の判断ができるのでそこまで難しくなかったです。むしろ楽勝です。しかし、この次の「交通の方法」と「運航」がやっかいです…(汗)
初日は、1の次に3の運航をやりました。運航はかなり難しかったですが基本的に名称を覚える事が多いという印象です。例えば船の各部の名称、エンジンルーム内の構造の名称、ローブの結び方の意味などそういったものが多く頭がパンクしそうでした(笑)
とりあえず暗記する事が多い印象でした。海図の偏差や自差なんかも結構無理やり頭に詰め込んだ感じでした。
これだけ聞くと少し不安になりそうですが安心してください!しっかり先生の話を聞いて寝ないで授業を受ければ大丈夫です。いくつか大事なポイントを教えてもらって問題集を解くという流れで進めていきます。意外と頭に入ってます(笑)みっちり授業を受けて18:30過ぎに終了しましたがぶっ通しで勉強は結構疲れますね。2日目は朝から実技があるので前日は大食いなどせずしっかり睡眠をとる事が大事なので家に帰って早めに寝ました。しかも2日目は集合時間が1時間早いんです(汗)

受講日2日目

2日目は集合時間が1時間も早いAM7:45集合なのでかなりハードです。しかも朝から雨…。大丈夫か!?と心配しつつも体調はまぁまぁOK!レッツゴー!
2日目は実技があるので、1日目とは場所が違う高石のJEISに向かいました。到着してすぐに実技の教官が来てくれました。AM8:00からは、実技に向かう前に軽く心得や操縦や結び方などを教室で約30分程度教わって、その後実技講習に行くといった流れでした。教官の先生は年配の方でしたがすごく丁寧で優しい方でした。
実際に教習船に向かうまでに陸に上げている実際の船を参考にスカッパーの位置や船外機船、船内外機船、船内機船の違い、ガンネル、バウアイなど昨日習った箇所を実際の船で改めて教えてくれました。ざっとその辺りを教えてもらってから教習船へ向かいました。実際の教習船(下記図参照)は小型船といっても私からすると結構大きく感じました。大体全長は6mある船です。

雨が降っていて風も天気予報では3m〜4mくらいです。少し風を感じている分波が心配でしたが若干揺られる程度です。私自身琵琶湖をボートで釣りをする分には特に酔ったりしないのですが、小学生の時に父親に海へボートで出た事があってその時にかなり船酔いして気持ち悪くなったトラウマがあり小さい船で海の揺れにかなり抵抗があって心配だったのですが全然余裕でした。しかも、海の沖に出るわけでは無く浜寺水路という穏やで直線的なところなので全然平気でした。大きな川みたいな感じでイメージしても大丈夫です。

実際に実技講習に入ると色々教えてもらい覚える事もあるため必死なので船酔いの事なんか考える暇も無いです(笑)
一通り点検項目や係留、解らんでロープをクリートに止める方法など教えてもらったのちにいざ出航です。簡単に操作方法を習いますがこのあたりは簡単です。直進旋回停止などサクッとやって、そこから蛇行運転、人命救助を覚えます。最後に着岸の練習です。1番難しかったのはやはり着岸ですね。風もあったので結構流されるので、それもあって何回も練習しました。

ざっと練習したのは2時間くらいですかね、その後少し休憩してすぐに実技の試験が行われます。体が覚えている感覚の流れで進めるのでこれはすぐに実技テストが出来て良かったです。時間が空くと忘れそうなので…(笑)実技のテストは教えてもらった通りやったので案外順調に行けました。それが終えると次は残りの学科「交通法」の勉強です。
交通法なので右側通行とか行き合いでどちらが避難船か保持船なのか、船の種類で優先度が変わるのでその辺りをしっかり覚えれば大丈夫です。あとは、船が何をしてる船なのかを表すマークや夜間のライトの数や色なんかの記憶が辛かったです(笑)実技の後という事あり緊張などで結構疲れていた記憶があります。

船の状態を表すマーク(形象物)に黒丸の球体を1〜3個掲げるものがあるのですが、これを記憶するための方法で良い覚え方を聞いたのでアドバイスです。
黒丸1個は(いっこ)なので頭文字の「い」から錨(いかり)をおろしてるので、錨泊(びょうはく)している船です。
黒丸2個は(にこ)でにこは(ふたつ)と言いかえれます。頭文字の「ふ」から不自由船と覚えます。
黒丸3個は(さんこ)で、さを「ざ」として頭文字「ざ」から座礁船、乗り上げ船と覚えます。

意外とこの覚え方がしっくり頭に入ったので良かったです。今でも覚えてるのでそれだけ記憶に残ります。あと灯質の等明暗光はISOで白黒均等の図柄で説明されていますが、覚え方はISOをローマ字読みで「一緒」と覚えます。
簡単ですね。と、話がそれましたが、交通法もしっかり授業を聞いていれば大丈夫です。問題集もしっかり解いて理解していれば大丈夫です。一通り交通法が終わればあとは試験開始まで自主練習です。わかりにくいところは先生に質問して理解度を上げるのと苦手な箇所をしっかり復習して試験に臨みましょう!!

修了試験

2日目の最終は学科試験です。この二日間習った事を試される最終修了試験です。
テストは全50問です。
「小型船舶操縦者の心得及び遵守事項」から12問、「交通法」から14問、「運航」から24問、1問10点の500点満点です。
65%以上正解する必要があるため、33問の正解が必要です。
しかし、各項目ごとで50%以上正解していないとそれだけでもアウトとなります。なので、例えば交通法と運航の38問が満点でも、心得で12問中、5問正解という場合には不合格という事になりますので若干シビアではありますが大丈夫!しっかり授業聞いていればいけます。

試験はスラスラっと解いて行く事が出来ましたが、運航で少し詰まりました…。14問は自信がありましたが、残り14問は若干不安もあり確信が無いものでした。それらは問題集に印をつけて後で見直しできるようにしておきました。(問題用紙は持って帰ってオッケーとのことでした。)全員の試験が終われば教室に答えが公開されるので、問題用紙に解答番号に丸をつけておくのが良いです。
正式な結果はその場で告知されませんので試験結果が気になる人は問題用紙にも答えを書き込んで、公開される解答を見比べて答え合わせをしてみてください。私は確か44問正解でした。怪しかったところも意外と正解していて安心しました(笑)

最後に

2級小型船舶免許ですが、無事取得する事ができましたが2日間みっちり教習を受けるのでそれなりにハードでした(笑)
しっかり睡眠や体調管理を整えていないと眠くなったり頭に入らないので万全な形で挑むのがおすすめです。

総合的に2級小型船舶免許の国家試験免除コースで私が体感したイメージですが、学科は自動車免許よりは難しく、実技は自動車免許より簡単でした。

アドバイスとして、初めにもお伝えしましたが少し事前に結び方や記号マークなど覚えておくだけだけでもだいぶ楽になります。

これから免許取得する方に少しでも参考になれば幸いです!

楽しいマリンライフを胸に、頑張ってください!

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